広島は18日、今年初の対外試合オリックスとの練習試合を5-5で終えた。広島緒方孝市監督(48)の試合後の談話は以下の通り。

 -ドミニカ共和国出身の2選手が本塁打を放った。

 緒方監督 昨年も打ったよな。初戦でああやってアピールする1発を打ってくれると、目に留まる。初の対外試合で結果を出して自信を持ってもらうと、いいものをみせてくれると次もチャンスを与えたくなる。沖縄の方にも連れて行ってチャンスを与えようと思う。こういう結果を自信にしてもらいたい。まだ守備とか課題はあるけど、いいんじゃない。

 -外国人枠の争いもある。

 緒方監督 意味合いからすると、ドミニカアカデミー出身選手は日本人の若い選手と同じ考え。外国人であろうと、育てて、鍛えてとこっちに引っ張ってきている。近い将来大きな戦力になってくれるんじゃないかなという姿を見せてくれている。

 -投手はそれぞれ課題が見えた。

 緒方監督 なかなか3者凡退がなかったので、試合の全体のリズムが攻撃の方につながらなかった。打者に対する入り。先発投手であろうと、中継ぎ投手であろうと、マウンドに上がったら打者の1球目から自分の投球ができる準備をして入ってくれと何度も言っていること。そういう姿があまり見られなかった。九里は本塁打を打たれたけど、良かったかな。後の投手は2イニング目にいい投球ができるなら、なぜそれを最初のイニングからできないのか。そういうところを反省してもらいたい。そうすると今までやってきたことがつながる。

 -中崎投手がインフルエンザとなった。

 緒方監督 しょうがない。沖縄に行って、状態を上げて行ってもらおうと思っていたけど、こっちに残して経過を見ながら。症状が軽ければ沖縄の終盤に参加してもらうか。それかファームで組んでいる練習試合に登板してチームに合流してもらうか。とにかくチームとの移動はなくなった。