天理大(阪神大学)が立大(東京6大学)に延長タイブレークで振り切られ、初のベスト4入りを逃した。

 勝利まであと1歩だった。3-0で迎えた8回1死一塁で先発中川一斗投手(4年=玉野光南)が2点本塁打を浴び1点差まで迫られた。

 7日に16奪三振を記録して完投した「スーパー1年生」森浦大輔投手(1年=)がリリーフ登板。8回は無失点に抑えたが、9回1死から2連打で同点に追いつかれると、延長タイブレークに入った10回、1点を奪われて力尽きた。

 7日の大商大戦では145球を投げたが「疲れはなかったです。9回の時点で抑えられたはず」と悔しがった。

 藤原忠理監督(51)は「選手はよくやってくれた。相手の試合運びがうまかった」とたたえた。