プロ13年目で初の4番に抜てきされたソフトバンク江川智晃外野手(30)が、13年以来4年ぶりとなる猛打賞の活躍をみせ、交流戦初となる同一カード3連敗阻止に貢献した。

 2回に中前打を放つと、6回には二塁への内野安打で出塁して3点目のホームを踏み、8回にはダメ押しとなる右前適時打。無事に大役を果たし「やっぱり4番は違った。1回まわってきた後は流れでいけたけど、最初4番として打席に立つ時は特別な思いがあった。開幕みたいな独特の感覚だった。負けなくてよかった」と、胸をなで下ろした。

 工藤監督も「江川は試合前からかなり緊張していたし、今日は1日長く感じただろうけど、いい1日になったんじゃないかな」と、起用に応え、結果を残した4番をねぎらった。