広島大瀬良大地投手(26)が開幕から無傷の6連勝となった。7回まで無失点も、8回に1死満塁から押し出し死球を許した直後に降板となった。7回1/3を4安打3失点。大量援護もあり白星を手にした。

 立ち上がりから自分のテンポで1球1球丁寧に投げた。大量援護もあり、ストライク先行の強気な投球で押した。7回までスコアボードに0を並べ、リリーフ時代から続く阪神戦の無失点記録を25回1/3に伸ばした。

 7回まで92球。3年ぶりの完封も見えた8回に制球を乱した。先頭打者糸原に、この試合初となる四球で歩かせると、安打と四球で満塁。上本を2ストライクに追い込みながら、内角球が外れ押し出し死球となった。中継ぎ登板した15年6月23日(長野)以来の阪神戦失点で降板となり、代わった中崎が2点打を浴び、3失点。試合後は「久しぶりにいい感覚、いい気持ちの中で投げられた」と振り返りながらも「最後まで投げ抜きたい気持ちはあった。次回また頑張ります」と8回途中での降板を悔やんだ。【前原淳】