西武多和田真三郎投手(24)が今季2勝目を挙げた。得点圏に走者を背負った1、2回をしのぐと、フォームを修正した4回以降は制球も安定し、1人の走者も出さず。7回を9奪三振の無失点に抑えた。

 序盤の打線の援護と、味方の好守にも支えられ、「立ち上がりはどうなるかと思いましたがスライダーが中盤以降、安定して自分が思い描いたように投げられました」と振り返った。

 8回からつないだ武隈、増田も3人ずつで仕留めるゼロ封リレー。打線もメヒアの先制2ラン、源田の犠飛&適時打と効果的に加点した。

 投打がかみ合っての2連勝で、4年ぶりの日本ハム戦シーズン勝ち越しも決定。辻監督は「(多和田は)立ち上がりフラフラしたけど、打たれたヒットは1、2回の2本、2本だけ。(1回無死一塁から捕手岡田が)盗塁を刺したのが大きかった。球の質はよかったし、低めの浮き上がる球もあった。7回に147キロも出ていたしね」と、バッテリーの頑張りに目を細めた。