126球の熱投も実らなかった。

 楽天則本昂大投手(26)が、9回2失点の完投と役割を果たしたが4敗目を喫し、打線も4安打無得点。今季ワーストの5連敗を記録した。

 先発の則本は、初回から150キロを越える速球を主体に上々の立ち上がりを披露したが、3回2死三塁で明石に先制打を許す。

 6回には、2死から柳田に安打、デスパイネには四球を与え一、二塁とピンチを拡大すると、松田に左前に運ばれ2点目を献上。「2アウトから点を取られているようでは勝てない」と自分を責めた。

 重要な上位対決で連敗。エースとして負の連鎖を断ち切れず「いつも通り試合に入れたし、強い気持ちはあった。今日はとにかく勝ちたかった。残念です」と言葉を振り絞った。