広島と2位阪神との一戦は、序盤から点を取り合う試合展開となった。

 1点リードの9回表に抑え中崎が福留に逆転2ランを浴びるも、その裏に安部がサヨナラ逆転2ランで締めくくった。4連勝で優勝マジック12が再点灯した。広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。

 -9回裏に劇的なサヨナラ勝利

 緒方監督 9回(表を守り切って)で勝っていても、反省多き試合。こっちの野球はできているんだけど、守りの方でも攻撃の方でも、いろんなミスがたくさんあった。そこはしっかり反省してと考えていたけど、最後ああやってミラクルな安部の覇気の一打を見てね。投手にしても野手にしても、しっかり頑張ったかいがあった。9回(チームが)諦めない気持ちは当然だけど、スタンドから目いっぱい声援を送ってもらって空気も変わった気がした。今日の接戦、連戦の頭を勝てたのは大きかった。もう1回言うけど、その中でしっかり反省はしていかないと。細かいところはしっかりやる。

 -サヨナラ弾の安部に成長を感じる

 緒方監督 はっきり言って打つとは思わなかったけど、ここまで頑張っているし、大きく成長している1人だとあらためて感じさせてくれました。