阪神陽川尚将内野手(26)は今季1号の同点弾を放ったが、勝利に届かなかった。

 1点を追う7回無死。広島一岡の2球目に投じたカーブをジャストミートした。ライナー性の打球はグングン伸びて、バックスクリーン左横に突き刺さった。

 「落ち着いていこうと思えたので、気持ちの余裕があったんだと思う。感触はよかったけど、ライナーだったんで、どうかなと思いました」。

 16打席目にしての待望の一撃。持ち味の長打力を大事なところで発揮させた。片岡打撃コーチは「陽川も一振りで打てたんだから、中谷と一緒で自信を持ってほしい」と期待を込めた。