リーグ連覇のビールかけに用意された4000本のビールは、約20分で泡になった。神戸市内のホテルの屋外に設営された会場で行われ、首脳陣、裏方、選手合わせて約70人が参加した。

 緒方孝市監督(48)が選手、スタッフらをねぎらった後「今日は大いに喜びを爆発させよう」と声を張りあげ、選手会副会長の会沢翼捕手(29)が「カンパーイ!」と音頭を取りスタートした。

 会場には胃がんからの復活を目指す赤松真人外野手(35)も駆けつけ、緒方監督からビールをかけられた。そのお返し? に赤松は天谷宗一郎外野手(33)、会沢と共に緒方監督と新井貴浩内野手(40)に2つの酒樽の酒を、笑顔で浴びせ返した。8月に右足首を骨折した鈴木誠也外野手(23)は松葉づえに、ギプス部分にビニールをかけ、ひな壇に座って参加。金髪美女風のかつらをかぶって盛り上げ、緒方監督を始め選手全員からのビールを浴びた。