楽天松井稼頭央外野手(41)が22日、来季も現役続行する意思を明かした。ロッテ井口が今季限りで引退することに伴い、43歳シーズンで迎える来季は日本球界の現役最年長野手となる。「もちろん、そのつもりでやっている。気力もまだまだある。そのために頑張っている」と強い意気込みを口にした。

 今季で1年契約が切れる。「もちろん、契約してもらえるかどうかは球団の判断なので」。今後、球団側と来季契約に関する交渉に入り、話し合いを重ねていくとみられる。

 今季はここまで44試合に出場し、打率2割1分1厘。2本塁打、10打点をマークする。数字以上にスタメン出場した6月13日のヤクルト戦(神宮)では、3打数3安打5打点の活躍。同26日オリックス戦(Koboパーク)では9回に同点適時打を放ち、さらに延長10回から3年ぶりに遊撃の守備に就いた。勝負強さに加え、若手のお手本となる存在としてチームに好影響を与えてきた。

 現在は2軍調整中で、この日はイースタン・リーグのヤクルト戦(利府)に「3番・指名打者」でスタメン出場。5打数5三振に終わった。3位につけるチームは2位西武に2ゲーム差。13年以来のCS本拠地開催に向けても、ベテランの力は不可欠となる。