西武高橋光成投手(20)が5月17日以来の白星で3勝目を挙げた。

 1回に味方の失策が絡み先制を許したが、「低めに決まっていた」とフォークを効果的に使い、6回を4安打2失点(自責1)。打線の援護もあり、右肩違和感からの復帰戦で先発の役目を果たし「ここに戻ってこれてうれしい。後半バテてしまいましたが力を振り絞って投げました」と笑顔をみせた。

 23日に、オフに合同自主トレを行った野上が完封勝利。「野上さんに昨日、お手本になるような投球をしていただいた。お立ち台でも『高橋光成をよろしく』と言ってくれたので、頑張ろうと思いました」と、先輩からのげきに応えた。

 この日は森とのバッテリー。「低めに思い切り投げてこい、とアドバイスを頂いた。森さんを信じて、思い切り腕を振りました。四球が1つで、ストライクゾーンで勝負できたのがよかった点だと思います」と、女房役にも感謝した。

 3位楽天が敗れ、ゲーム差は3に広がった。リハビリ中は「(チームのために)何も出来なくて悔しい思いでいた」と明かした右腕。クライマックス・シリーズが控えており「チームのために頑張っていきたい。しっかりチームに貢献します」と力強く誓った。