立正大が09年秋以来、8年ぶりに1部での勝ち点を挙げた。

 3回表1死一、二塁から、前日も2打席連続本塁打を放っている小郷裕哉外野手(3年=関西)が先制となる2点適時打などで3点を挙げると、9回表には再び小郷の2点適時打。4打点の活躍で試合を決めた。

 開幕から、国学院大、東洋大戦と、いずれも1戦目で勝利しながら2戦目で敗戦。前日、亜大に1勝を挙げグラウンドに戻ると、「なぜ、今まで2戦目を落としているかを考えろ」という河津和也主将(4年=日大三)の声に、全員が奮起。30分から2時間、練習に取り組んで臨んだ今日の試合だった。

 小郷は「東都の1部では力の差があると思っている。でも、その中で『心技体』の『心』の部分では負けたくない。チャンスには全員で取り組んでいきたい」と、全員野球をアピールした。

 試合後、マネジャーから勝利球を手渡された坂田精二郎監督(43)は「ホッとしましたね。さぁ、これでまた戦国東都になってきましたよ」と、意気込んだ。