6日に先発予定だった阪神メッセンジャーが、延期となった10日の中日戦(甲子園)で先発マウンドへ上がる。中止が決まると室内練習場でキャッチボールを行い、汗を流し終えて「次の試合(10日)で投げるつもり。実は昨日(5日)監督と話した。そのとき、雨で中止の場合は10日に投げさせてくれると(金本監督に)決めていただいた。ありがたいので頑張りたい」と明かした。

 金本監督も「(延期した試合で)投げさせるよ。10日に投げる。短いけど」と期待を寄せた。10日に先発した後、14日のCSファーストステージ初戦(DeNA戦・甲子園)に臨むには中3日の強行登板となるが、メッセンジャーは「モンダイナイ、モンダイナイ」と自然体を強調。雨による調整スケジュールの変更に動じる様子はなかった。

 今季これまで139イニングを投げており、あと4イニングの上積みで143イニングの規定投球回に到達する。また、勝ち星をつかめば、チームトップ12勝の秋山に並ぶ。8月10日巨人戦(東京ドーム)の右足腓骨(ひこつ)骨折から驚異的なスピードで戻ってきた助っ人が、結果にこだわってレギュラーシーズンを締めくくる。【真柴健】