東洋大が延長戦を制し先勝した。

 7対7で迎えた11回表、2死一塁から、4番中川圭太(3年=PL学園)が、中越えの適時打を放ち勝ち越し。西川元気捕手(4年=浦和学院)もそれに続き右翼への適時打で3点目を加え、試合を決めた。

 前週は、立正大に2連敗。「必死にやっていこう」と全員の気持ちを1つにして臨んだ試合だった。中川は、「今日は、延長になってもみんなで勝つ雰囲気があった」と振り返った。

 4番の一振りでつかんだ勝利で、春夏連覇へ向け勢いが付いた。高橋昭雄監督(69)は、「苦しみながら試合をものにできたのは大きい」と、手応えを口にした。