巨人藤村大介内野手(28)が14日、川崎市のジャイアンツ球場を訪れ、現役引退を表明した。7日に戦力外通告を受け、「トライアウトも頭にあったが、巨人を敵に回して戦う姿がイメージできなかった」と、巨人ひと筋を貫いた。

 熊本工から07年高校生ドラフト1巡目で入団。11年には盗塁王を獲得したが、翌年以降は出場機会が減少し、今季は1軍未出場だった。今後はポストは未定ながら、球団に残る予定。「小学生のころに、作文で巨人にドラフト1位で入って盗塁王と本塁打王を取りたいと書いていた。本塁打は打てなかったけど、夢はかなえられた。未練はないです」と、話した。