ソフトバンクが中村晃外野手(27)の決勝2ランで接戦を制し、今ステージ初勝利を収めた。

 5-5で迎えた8回裏、2死一塁から第3打席まで安打がなかった中村晃が直球をとらえ、打球がファンが待ちかまえる右翼席へ。弾丸ライナーは、ファンに直撃したほどだった。

 前夜(19日)は送りバントを失敗し、この日は打順も3番から7番へと下がっていた。ヒーローインタビューでは「ホッとしました。ベンチでみんなが祝福してくれて、ファンも沸いてくれて、こんなに仲間がたくさんいるんだと実感しました」と笑みを浮かべた。負けられない戦いのなか、大きな勝ち越しアーチでチームの勝利に貢献した。

 アドバンテージを含む対戦成績を2勝2敗の五分に戻し、第4戦から逆襲にでる。