オリックス山崎福也が「藤川球児ギプス」で球速アップに乗り出した。24日、大阪・舞洲での秋季練習に参加。この練習期間中から、左膝を固定するギプスを装着してキャッチボールやブルペン投球を行っていることを明かした。

 「膝が折れて開くクセがあるので、つけてみようと。藤川さんも昔にこれをつけて、一気に球速が10キロくらい上がったと聞きました」。阪神藤川が2軍時代に使って飛躍のきっかけにした秘密兵器。軸足を固定して体重が乗るようにフォーム修正することが目的だ。

 「違和感はあるけど、いい球もいくので楽しみな感じがする。カーブとチェンジアップには自信がある。これ(ギプス)も使って、真っすぐを良くしたい。ストライクゾーンに強い球を投げられるように」。今季は7月にプロ初完封も2勝どまり。伸び悩む14年のドラフト1位左腕が、オフに脱皮を図る。【大池和幸】