東京6大学リーグで年間新記録の12本塁打を放った慶大・岩見雅紀外野手(4年=比叡山)は、楽天から2位指名を受けた。

 今秋、リーグ史上初となる5試合連続本塁打をマークして一気に評価を上げた。逆方向への飛距離が飛び抜けていて、通算では先輩である高橋由伸(現巨人監督)の23本塁打まであと2本となる21本塁打。28日からの早慶戦で更新の期待がかかる。

 岩見は神奈川・日吉のキャンパスで大久保監督と会見。「ちょっとビックリしました。監督と『どのくらい待つかな』と話していたんですけど。素直にうれしいです」。大久保監督は「野球の醍醐味(だいごみ)はホームランとスピードボール。岩見は、僕が見た中でも別格の飛距離。(レフト方向に)新しく保育園ができて危ない。これも逆方向への意識として、間違いなくある」と話した。