「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日、都内のホテルで開催された。

 西武から1位で指名された明大・斉藤大将投手(4年=桐蔭学園)は「1年目の目標は1試合でも多く試合に出ること。大学でも先発、中継ぎ、抑えとやってきた。チームに合ったポジションで頑張れたら」と、どんな形でも戦力になることを誓った。さっそく西武竹下潤スカウトの訪問を受け、あいさつをかわした。

 桐蔭学園2年の夏、決勝で楽天松井裕(桐光学園)と投げ合った。4回途中3失点で敗れた。「あそこで負けたから今がある。負けて良かった」とあえて言った。楽天には桐蔭学園の先輩で6大学でしのぎを削った茂木もいる。「意識する球団になりますね」と闘志を燃やした。

 日本ハムから指名を受けた清宮との対戦も想定。「甘い球は投げられない。しっかりインコースとアウトコースを使っていけば抑えられるんじゃないかと思う」と話した。「平常心」を座右の銘とするスリークオーター左腕。この日ばかりはプロ入りへの高揚感を隠しきれなかった。