初戦はパ・リーグ覇者のソフトバンクが圧勝した。

 1回に1点を先制すると2回には長谷川勇也外野手(32)が日本シリーズ初の本塁打が飛び出した。5回には4四球と4安打などで一気に7得点。序盤からたたみかける攻撃を見せての完勝だった。

 工藤公康監督(54)は試合後の勝利監督インタビューで「柳田くんが1回にヒットで出てくれて点も入った。あれで緊張感がほどけた。長谷川くんのホームランが大きかった。シーズンと同じようにつなぐ気持ちで向かってくれた」と声も弾んでいた。

 観戦に訪れた孫正義オーナー(60)も「素晴らしかった。最高のチームだ」と絶賛した。2年ぶりの日本一へ、最高のスタートを切った。