日本シリーズが終了したプロ野球界はストーブリーグに突入。FA選手、退団選手らの動向は? 移籍情報などをチェック。11月15日、FA権利行使選手が公示され7選手がFA宣言した。同16日から交渉解禁。

西武牧田和久投手(32)=ポスティングでパドレス移籍

パドレスと2年契約の総額400万ドル(約4億6000万円)で合意


オリックス平野佳寿投手(33)=海外FA宣言しダイヤモンドバックス移籍

ダイヤモンドバックスと2年契約。年俸は総額600万ドル(約6億9000万円)


ソフトバンク松坂大輔投手(37)=退団、中日入団テスト合格

1月23日に中日の入団テストを受け合格。年俸1500万円で背番号は99

中日の入団テストに合格し、笑顔で記者の質問に答える松坂(撮影・前岡正明)
中日の入団テストに合格し、笑顔で記者の質問に答える松坂(撮影・前岡正明)

中日アレックス・ゲレーロ内野手(31=退団し巨人移籍)

今季セ本塁打王は2年総額約8億円で巨人へ。背番号5


日本ハム大野奨太捕手(30)=FA宣言し中日移籍

13日、名古屋市内で入団会見。背番号は谷繁前監督が昨年までつけた「27」に決定。「野球人として認めてもらったことも確かだが、大野奨太として認めてもらったことが大きかった。絶対的な選手になりたい。常に強いドラゴンズでいられるように。優勝するために呼ばれたと思っている」。3年契約で年俸総額は2億5000万円(推定)

中日入団発表で活躍を誓う大野奨(2017年12月13日撮影)
中日入団発表で活躍を誓う大野奨(2017年12月13日撮影)

日本ハム大谷翔平投手(23)=ポスティングでエンゼルス移籍

8日(日本時間9日)エンゼルス移籍を発表

大谷翔平
大谷翔平

西武野上亮磨投手(30)=FA宣言し巨人移籍

12月1日、巨人と正式契約。3年総額4・5億円規模の大型契約で、背番号は「23」。来春には第1子を出産予定の梨華夫人からも「決断についていくだけ」と後押しされた

FAでの巨人入団が決まり、会見で背番号「23」のユニホームを披露する野上(撮影・野上伸悟)
FAでの巨人入団が決まり、会見で背番号「23」のユニホームを披露する野上(撮影・野上伸悟)

日本ハム増井浩俊投手(33)=FA宣言しオリックス移籍

30日、オリックス移籍が決定。球団が発表。背番号は17。契約は4年最大12億円プラス出来高とみられ、4年目は金額変動制という

背番号17を披露しガッツポーズする増井浩俊(撮影・上田博志)
背番号17を披露しガッツポーズする増井浩俊(撮影・上田博志)

阪神大和内野手(30)=FA宣言しDeNA移籍

DeNAが30日、大和の獲得発表。 総額3億円の3年契約で4年目はオプション付き。背番号は「9」。FA補償で尾仲祐哉投手(22)がDeNAから阪神へ

入団会見で高田GMから帽子をかぶせてもらい、笑顔を見せる大和(2017年12月4日撮影)
入団会見で高田GMから帽子をかぶせてもらい、笑顔を見せる大和(2017年12月4日撮影)

ロッテ涌井秀章投手(31)=海外FA宣言、メジャー挑戦へ

8日、涌井がフリーエージェント(FA)権を行使することになったとロッテが発表した。涌井は「このたびFAを宣言させていただくことにしました。いろいろと時間をかけて考えさせてもらった中で、この機会に新たな可能性を探してみたいという結論に至りました」とコメントした


ソフトバンク鶴岡慎也捕手(36)=FA宣言し日本ハム移籍

18日、5年ぶりに日本ハムへ復帰することが決まった。札幌市内のホテルで2度目の入団交渉を行い、契約に合意。背番号は22


日本ハム中田翔内野手(28)=FA宣言せず残留

14日、国内FA権を行使せず、残留することを表明。「最終的には家族ともしっかり話をして、こういう決断を出した。一から、頑張らなければという気持ちですね」。今季は3月に行われた第4回WBCに出場後、シーズンでは不調。故障や打撃不振で打率2割1分6厘、16本塁打にとどまった。「今シーズンは、ふがいない結果で、やっぱりチームを去ることは出来ないなと思った」と、胸の内を明かした。来季はドラフト1位で指名され、入団確実な早実・清宮幸太郎内野手(18)とチームメートとなる。「清宮君が入ってくるのを、何日か前に知ったんですけど」と苦笑い。ともに戦うことは「ワクワクしています」と、期待した


西武炭谷銀仁朗捕手(30)=FA宣言せず残留

12日、保有するFA権を行使せず残留することを決断。同日、球団側に意思を伝えた。今季で2年契約が終了。関係者によると、他球団からの評価を聞ける機会は限られることもあり、権利行使も視野に入れて熟考を重ねていたという。決め手となったのは、プロ入りから12年間育ててくれた西武への愛着と恩義だった。これまで2度行われた球団との話し合いでは、2年契約を提示されていた模様だが、来季は1年契約で挑む。森、岡田らの台頭もある中で、これまでのキャリアに慢心せず、1年1年が勝負という覚悟を決めたとみられる


西武中村剛也内野手(34)=FA宣言せず残留

1年契約で残留することが11日、決まった。球団側に、保有しているFA権を行使しない旨を連絡。前日10日に残留する意向を明かしていた。鈴木球団本部長は「ありがたいこと。来季も頑張ってもらいたい」と話した


ソフトバンク明石健志内野手(31)=FA宣言せず残留

13日、FA権を行使せず残留することを明かした。宮崎秋季キャンプの練習後に、報道陣の前で「残留します。やっぱり強いチームでやりたいし、愛着もある。毎年、優勝できるチームは、そうないですから」と話した。FA権を行使して他球団の話を聞きたい考えもあったが、常勝軍団で来季もプレーすることを選んだ


ソフトバンク川島慶三内野手(34)=FA宣言せず残留

10日、ヤフオクドームでフリーエージェント(FA)権を行使せず、来季も残留することを明言した。「ホークスから必要だという、うれしい言葉をいただいた。FA権は行使せず、残留します」と話した


日本ハム宮西尚生投手(32)=FA宣言せず残留

8日、球団事務所で会見を開き、権利を行使せず残留することを表明。「今回、FA権を使わずに残留することを決めました」。残留に至った決め手は、球団との最初の交渉の席で言われた「このチームで引退をしてほしい」という言葉だったという。「この左腕がぶっ壊れるまで、ずっと恩返しし続けないといけない」と、あらためて気持ちを引き締めていた。


中日谷元圭介投手(32)=FA宣言せず残留

8日、ナゴヤ球場で会見を行い、保持する国内FA権を行使せず残留することを発表した。谷元は「(FA)宣言せずに、中日ドラゴンズでお世話になることを決めました。本当に必要としてくれるチーム、それがドラゴンズだと感じた。シーズン途中で加入したけれど、温かく迎え入れてくれた」と話した


阪神俊介外野手(30)=FA宣言せず残留

国内FA権を保持。7日、権利を行使せずに残留することを表明した。球団には6日に残留の意思を伝えており、「タイガースでやりたいし、日本一になりたい気持ちがあるので」と話した


ロッテ唐川侑己投手(28)=FA宣言せず残留

13日、今季取得した国内FA権を行使せずに残留することを表明。台湾遠征には参加しておらず、千葉・鴨川での秋季キャンプを打ち上げ「新監督の下で戦力になれるよう頑張ります」と決意を口にした


楽天松井稼頭央外野手(42)=退団、古巣西武へ復帰

古巣西武へ復帰。17日、埼玉・所沢市内の球団事務所で入団会見。背番号7。推定年俸4000万円の1年契約でテクニカルコーチを兼任。「鳥肌が立ちました。FAで出て、また(西武の)ユニホームを着られると思っていなかった。感謝してもしきれない。もう1度、小さい花でもいいので咲かせたい」


ソフトバンク大隣憲司投手(32)=退団、他球団でのプレー希望

5日、戦力外通告を受けた。06年希望枠左腕の大隣は主に先発で活躍し、08年に11勝、12年に12勝を挙げるなど、通算52勝(48敗)をマーク。13年6月には国指定の難病・黄色靱帯(じんたい)骨化症の手術を受けた。今季1軍登板は1試合にとどまった。現役続行を希望し15日に行われた12球団合同トライアウトを受験した


巨人村田修一内野手(37)=退団→自由契約、他球団でのプレー希望

10月13日、巨人は来季の契約を結ばず、自由契約にすることを通達したと発表。11年オフに横浜(現DeNA)からFAで加入。主軸として12年からのリーグ3連覇に貢献するなど活躍したが、世代交代の波に押されて来季の構想から外れた。2000安打まで残り135本と迫り、“男”を代名詞とするスラッガーは新天地でのプレーを模索していくことになる


渡辺直人内野手(37)=退団、古巣楽天へ復帰

8年ぶりに古巣楽天への復帰が決定。背番号は26


日本ハム武田久投手(38)=退団、社会人野球復帰

古巣である社会人野球の日本通運へ復帰


広島梵英心内野手(36)=退団、他球団でのプレー希望

10月3日、今季限りで退団することが分かった。鈴木清明球団本部長が「本人がまだやりたいと、出場機会を求めている。広島出身で、これまで貢献してくれた選手。本人の意思を尊重した」と、自由契約にすることを明かした。今後は他球団での現役続行の道を探ることとなる。梵は広島・三次高から駒大、日産自動車を経て、2006年に大学・社会人ドラフト3巡目で広島入りし、新人王に輝いた。10年には盗塁王を獲得し、遊撃手としてゴールデングラブ賞を受賞


DeNA久保康友投手(37)=退団、他球団でのプレー希望

10月5日、戦力外通告を受けた。他球団でのプレーを希望


巨人実松一成捕手(36)=退団、古巣日本ハム復帰

古巣日本ハムに2軍育成コーチ兼捕手として復帰


FA有資格選手
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