見て学んで、吸収だ! 阪神ドラフト1位の馬場皐輔投手(22)ら指名5選手が17日、高知・安芸で行われている秋季キャンプを見学した。球団では異例の見学会で、金本監督と初対面した馬場は「体もがっちりされてますし、すごくオーラがあったと感じた」。練習開始前に握手を交わした指揮官は「馬力がありそうだね。重い球を投げそうなイメージですね。でも実は変化球もいいんだよね。スライダー、フォークが」とドラ1右腕にほれ直した様子だった。

 馬場は、見学で得たことをもれなく吸収する意気込みだ。岩貞のブルペン投球をじっと見つめ「(プロの球を)肌で実感できた。自分もキレのある球を投げれるようにしたいと思った」。藤浪のキャッチボールについては「すごく丁寧に投げている印象」と話し、細かな動作にまで注目した。

 技術の吸収以外にも“ジャイアント計画”を進めていく。「みなさん自分より大きくて(自分は)まだまだだなと感じた。練習メニューの質が高くて強度もあったので、自分の中の感覚が新たにできました。強い体をこの2カ月間で作っていきたい」。もっと体を鍛えないとプロで通用しないと感じた様子。この日の学びを生かし、1月の新人合同自主トレにもっと体を鍛えて臨む。【真柴健】