野球殿堂博物館は28日、来年1月に決定する野球殿堂入りの候補者を発表し、プレーヤー表彰は日米通算507本塁打を放った元ヤンキースの松井秀喜氏(43)ら6人が新たに候補者に加わった。松井氏は、米国の18年の野球殿堂入り候補にもリストアップされ、日米でともに候補者入りした。

 その他のプレーヤー表彰の新候補者は、元広島石井琢朗氏(47)、西武・オリックス・ソフトバンクに所属したアレックス・カブレラ氏(45)、現阪神監督の金本知憲氏(49)、前侍ジャパン監督の小久保裕紀氏(46)、ソフトバンクやマリナーズなどで活躍した城島健司氏(41)。候補者1年目で野球殿堂入りすれば、史上5人目になる。前年までの候補者11人を含めた17人が投票の対象になる。

 エキスパート表彰では、今季まで中日でコーチを務めた加藤秀司氏(69)、元阪急の足立光宏氏(77)、元巨人の柴田勲氏(73)、元ヤクルトの松岡弘氏(70)が新たに候補入り。昨年から候補入りした元巨人監督の原辰徳氏(59)ら前年までの10人と合わせて候補者は14人になった。

 プレーヤー表彰は、現役引退から5年以上経過した元選手が対象。エキスパート表彰は、ユニホームを脱いでから6カ月以上経過している監督、コーチのほか、現役引退から21年以上経過した元選手が対象。選考は報道関係者や球界関係者による投票で行われ、来年1月15日に発表される。