2年連続のダウンに阪神藤浪晋太郎投手(23)がリベンジを誓った。1日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4000万円減の1億2000万円(金額は推定)で契約を更改。今季は初めて不調による2軍落ちを経験するなど登板11試合で3勝5敗、防御率4・12の成績に終わった。悔しさを押し殺し「初めて2軍降格を経験して、自分自身に向き合うというか、いい時間を過ごせたと思っている」と前を向いた。

 壁にぶち当たった理由は突き止めている。「技術的に狂ったところを戻せなかった。今まで積み上げてきたものが(通用しなかった)」。不調に陥ったフォームを見つめ直し、復活への糸口は見えている。「先発ピッチャーの仕事は年間ローテーション崩さないこと。しっかりイニング投げることだと思っているので。そこをしっかり達成できるように頑張ります」。屈辱を成長の糧にする。