ロッテのドラフト1位、履正社・安田尚憲内野手(18)の背番号が「5」となることが4日、分かった。今日5日の新入団選手発表会で公表されるが、複数の球団幹部が「良い番号だから」と説明した。安田にとっては履正社や高校日本代表でもつけたなじみの番号。ロッテの高卒野手ルーキーが、1ケタを与えられるのは03年西岡(背番号7)以来15年ぶりとなる。

 ロッテの「5」は、今季は1年で退団したダフィーがつけたが、過去にはレロン・リー、堀幸一といった強打の主力が背負った。安田が尊敬する松井秀喜氏が巨人やヤンキースでつけた「55」も候補に挙がったが、ロッテではスタンリッジの番号。同投手は保留選手名簿を外れているが、来季残留の見通しだ。そこで、最終的にはストレートに背番号1ケタで、高校通算65本塁打の大器への期待を示した。

 安田はこの日、他の新入団選手とともに千葉入り。メディカルチェックや採寸に臨み、ウエスト91センチ、ヒップ112センチと、高校生離れした数字だった。新入団発表を前に「この場所でプレーできるよう、準備したい気持ちが強くなりました。ユニホームが楽しみです」と決意を口にした。