「1番清宮」もある!? 日本ハム栗山監督が6日、大胆な打線改造計画を明かした。所用で訪れた札幌ドームで取材に応じ、来季のオーダーについて「完全に真っ白」と、ゼロベースから再構築することを宣言。「今の形が本当にいいのか。概念を変えなきゃいけないと思っている」と続けた。その心は「中軸の考え方」。例えば、4番=長距離砲が得点を一番生み出しやすい形なのか-。オフの研究テーマに設定した。

 今季は7月8日ソフトバンク戦で中田を1番に置いた。昨季は先発登板の大谷を先頭打者で起用したこともある。常識にとらわれない栗山監督は「極端な話、(普通では)4番を1番に入れた方が(打線が)回りやすいのかな」と、思考を巡らす。3番や4番を打ってきたドラフト1位の早実・清宮幸太郎内野手(18)も例外ではない。1番から9番まで、どの打順も任される可能性がある。「いろんなことを考えなきゃ、チームが勝たない」と打線に新たな概念を生みだし、日本一奪還を目指す。