中日ドアラが22日、名古屋市の球団事務所で契約更改交渉を行った。現状維持の食パン600グラムでサイン。「もめたりしません。そのままにしてくださった」としたため、満足そうだった。

 ナゴヤドームのバック宙は成功35、失敗34とぎりぎりで5割をクリア。31-34からひねりなしで3連勝して成績を戻し、ホーム最終戦で高難度のバック転を決めて勝ち越し。この試合が引退試合だった盟友の森野将彦(39=現打撃コーチ)への最高のはなむけに、見る者の感動を呼んだ。西山球団代表は「一生懸命やってくれているのは間違いない。ファンの皆さんあってのドラゴンズ。ドアラも選手もやれることを増やしていってほしい」と期待を込めた。

 さらに話題は、入団テスト実施が決まった松坂大輔投手(37)におよんだ。だが何を聞かれても「ノーコメント」。交渉にあたっていた西山代表が発表まで「ノーコメント」を貫いたのを真似たとみられるが、サービス精神旺盛なドアラにしてはめずらしい塩対応。入団テストを見に行くかと聞かれても「まあまあ忙しいんで」とつれなかった。人気者同士のライバル意識があるのか、それとも。