ソフトバンク5年目上林が背番号「1」の継承者に名乗りを上げた。「背番号は今の51か、変更するなら内川さんが引退した時の1。ほかの番号は考えていない。成績を残さないといけない。だからこそ今年は大事」。内川に自主トレの弟子入りをして3年目の昨季、右翼のレギュラーを獲得。134試合に出場して13本塁打を放ったが、終盤は失速した。今季は打率3割を目指し、師匠の内川のような安打製造機を目指す。

 上林は内川のすごさを「どんなボールにも対応できる能力。みんなが当てられない球を当てる。だからこそ併殺打が多い。ヒットを打つ技術は日本一。まねしたい」と語る。内川の技術にはまだ及ばなくとも、左打者で俊足の上林は、内野安打も稼げる。内川の背中を追いかけ、学び、そして激しい外野競争を勝ち抜きにいく。【石橋隆雄】