西武山川穂高内野手(26)が“4番強奪宣言”だ。18日、西武第2球場で自主トレを公開。「年間を通して戦うには下半身が大事」とランニング、打撃練習を中心に汗をかいた。その後、メディアを前に「4番は小学校から打ってきた一番打ちたい打順。狙いにいくと強く思ってないといけない」と心意気を示した。

 昨年は23本塁打を放ち、シーズン後半には4番に座った。4番としては27試合で打率3割9厘、10本塁打、21打点。打率は4番を打った他の3人(中村、浅村、メヒア)を上回った。それでもその重圧は痛いほど感じた。「4番だと攻め方も全然違う。中村さんがずっと打ってきて、僕は去年ちょろっと出た程度。でもあれだけ(重圧を)感じるということは、ずっと打っている中村さんは本当にすごい」。だからこそ「浅村さん、秋山さん、中村さん、メヒア、森とすごいバッターがいる中で自分も負けられない」という。

 昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでは侍ジャパンの4番として14打数3安打の打率2割1分4厘、1本塁打、4打点。納得はしていないが「(西武で)僕はレギュラーでもないので、打てなかったら翌日は保証されない。そういう意味でジャパンの短期決戦での3試合はすごく勉強になりました」と手応えもつかんだ。今春は4番強奪に向け「オープン戦から全試合に出場したい。1試合1試合、全力でフルスイングしたい」と誓った。【千葉修宏】