阪神大山が宜野座キャンプのフリー打撃で、昨季チームトップ12勝の秋山から快音を連発。金本知憲監督のコメント。

 「スゴイねえ。後ろから見たら、バットの出が速い! ある程度、真ん中外あたりをイメージしても、パッとインサイドに来てもサッと出るもんね。これはうちのチームでは彼だけやね。教える前に勝手にできていた」。

 新外国人のロサリオについて。

 「想像通りですね。あれだけ振れているし、一塁守備もグラブさばきがうまい。何より、すごく考えて試合に挑むタイプなので、クレバーな打者かなと思います。(監督就任後の野手助っ人は)ヘイグ、キャンベル、ロジャースで4人目ですか。その中では一番、振れますね。一番、パワーもあります。(期待する数字を問われ)やはり3(割)、30(本)、100(打点)ですね」。

 第1クールが終了。MVPは中谷。

 「大山かどうか迷ったんですけどね、藤浪か…。中谷でした。オフに、こちらが出したテーマをきっちり自分のモノにして、かなり良くなっている。あとは実戦でどうかくらい」。指揮官がオフに課した「宿題」は2つある。1つ目は後ろ足の使い方だ。「前足をしっかり固定してスイングした時に、後ろ足が自然にキレイに回ることを発見したのよ、俺と平野恵一で。それだけ絶対に忘れないようにやっておけと(指示した)」。2つ目は右方向への強打。「当てた右打ちじゃなく、しっかり振った右方向の打球を、しっかりやっておけと」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -第1クールを終えて

 金本監督 思っている以上に選手が動けてますし、しっかりシーズンオフを過ごしてきてくれたかなと。

 -投打で目についた選手は

 金本監督 投は秋山とか岩貞も良くなっていましたし、小野、あとは藤浪ですね。かなり、まとまってきている感じがします。打は大山、中谷、高山も良くなっています。ルーキーの島田は面白いですね。将来、非常に可能性のある選手ですね。

 -島田を面白いと。足以外に打撃も光るモノが

 金本監督 あると思う。体が強い。筋力あるから、上半身だけだけどね。下半身がもっとついてきたら、もっと安定感が出てくるし、もっと振れるようになってくると思うから。アレは楽しみやね、レギュラーとるで。今年じゃないけど。将来的に。

 -肩もいい

 金本監督 ちょっと投げ方、変やけどね。アーム式で。外野手は多いよ。内野手にはいないよ、スナップを使うから。