西武は6日、未成年である今井達也投手(19)が1月末に埼玉・所沢市内で喫煙していた事実が判明したと発表した。前日5日に外部から通報があり、鈴木球団本部長が急きょ、B班キャンプ地の高知・春野で今井と面談。事実を確認した。

 球団は今井に対し、厳重注意処分を科した。キャンプにはとどまらせ練習は続けさせるが、5月までユニホームは着用させず、対外試合出場停止とした。5月の何日まで出場停止とするかは、今後の本人の反省度合いを見て決める。なお、練習はジャージーで行う。

 今井は作新学院3年時の16年に夏の甲子園で優勝。同年ドラフト1位で入団したが、ケガも重なり1年目の1軍登板はなし。球団を通じ「深く反省しております。自分自身の甘さが今回の事態を招いてしまったと考えています。今後、2度とこのようなことを起こさないよう、自分に厳しくありたいと思います。このたびは大変申し訳ありませんでした」とコメントした。

 A班キャンプ地の宮崎・南郷に戻った鈴木本部長は、通報内容の詳細は伏せたが、公共の場での喫煙だったと説明。実名を公表した理由を「不特定多数の人が見ている状況。やはり、プロ野球選手で、頭に西武ライオンズがつく人は、制裁も厳しいということを本人も分かって欲しい」と話した。再発防止策については「他の未成年選手に、プロ野球選手としての自覚を持ち、十分気を付けて行動するよう、あらためて指導、教育します」と話した。