オリックス福良淳一監督(57)が、“鬼”になった。18日、杉本と鈴木昂の2軍落ちを決定。2人は17日の紅白戦で、いずれも二塁走者として、杉本はサインを見落とし、鈴木昂はサインを間違えた。「サインミスしていたら、話にならないですよ。次の紅白戦(20日)にも出しません」。風岡内野守備走塁コーチも「1つの小さなミスが大きなミスになる。当たり前のことです」とピシャリだ。

 温厚な福良監督だが、昨年の春季キャンプでも、体重を超過した園部を降格。打撃練習でミス続きの選手たちに食事抜きで3時間超えの“罰打”を厳命するなど、チームを変え、強くするために“鬼”になってきた。今季はこの日が初登場。裏を返せば、怒ることがないほど順調だったわけだが、これで一層引き締まるはずだ。また、インフルエンザの後藤も2軍落ち。代わって西野と根本が昇格する信賞必罰は健在で、福良鬼が18年に挑む。【高垣誠】