DeNAの新人、神里和毅外野手が、初安打と初適時打で前夜の借りを返した。

 2回に右翼線へ運ぶと、打球の行方を見ながら二塁まで一気に快足を飛ばした。さらに7回には得点圏に走者を置いた場面で左前へ運びタイムリー。9回には四球を選び、前日の4打数無安打から一転、3打数2安打とやり返した。

 屈辱の開幕戦後、寮に戻ってからなかなか眠ることができず、日本生命時代の動画を見たという。「こういう感じだったなと。タイミングをゆっくり取るようにしたのがよかった」と、好調時の打撃を取り戻し、1日で修正した。

 アレックス・ラミレス監督は、不調の1番桑原将志と打順を入れ替え、3戦目(4月1日)からリードオフマンとして抜てきすることを明かした。直接伝えられた神里は「1番は久しぶり。期待に応えたい。チームを勢いづけられるようにしたい」と覚悟を口にした。