昨オフに巨人から移籍した西武高木勇人投手(28)が、中継ぎとして移籍後初昇格することが1日、決まった。

 前日の日本ハム戦で左肩の違和感を訴えていた高橋朋己投手(29)が、この日、出場選手登録を抹消された。救援陣の再編が余儀なくされていた。

 高橋朋は左投げだが、左の中継ぎは、武隈、野田、小石とおり、辻監督は「左は豊富にいる」と、右投手を手当てすることを選んだ。

 そこで、高木勇が選ばれた。土肥投手コーチは「シュートを持っている。右打者を抑えて欲しい」と期待した。

 現在の右の中継ぎは、平井、ワグナー、伊藤の3人。この中で、経験、実績があるのは、平井だけ。新加入のワグナーは本調子ではなく、伊藤はルーキーだ。 高木勇はオープン戦から先発調整をしてきており、先発6番手が有力だった。代わって、開幕前に阪神から移籍した榎田大樹投手(31)が先発ローテに入る見込みだ。