ヤクルト青木がNPB通算1000試合出場の節目で2安打1打点を挙げた。1回1死一、三塁では広島九里の低め直球を逆らわず先制中犠飛。4-7の8回2死一塁では右翼手が安打の処理をもたつく間に二塁を陥れて士気を高めた。それでもチームは2連敗で勝率5割となり「(1000試合出場は)日本でそんなに出ていなかったんだという感じ。明日以降、勝ちきれるように」と笑顔はなかった。

 今季、米メジャーから7年ぶりにヤクルトに復帰。NPB通算打率は3割2分9厘と、通算1000試合以上出場選手でトップを走る。それでも休日返上で打撃練習をこなして投手への対応力を上げようと努める。15日の阪神戦(甲子園)で今季初の休養を取り、リフレッシュして臨んだ節目の一戦で2安打。得点機では仕留め、好機は着実に広げる「つなぎの4番」としての任務を遂行し「内容は良かった。1つ1つ、やっていくだけです」と冷静に次を見据えた。