ソフトバンク松田宣浩内野手が一振りで試合を決めた。1-1で迎えた6回1死一、三塁。西武先発十亀の投じた変化球を左越えに運び去る4号3ランだ。

 チームの連敗を2で止めた松田は「勝ち越しのチャンスで、前の打者がつないでくれたので必ずランナーを返す、勝ち越すという気持ちで打席に入った。結果的にホームランになって良かった。カーブだったけど自分のスイングができた」とお立ち台で笑顔をみせた。

 8回1失点の好投で一緒にお立ち台に上がった先発石川にも称賛の声を惜しまなかった。「(石川)柊太はテンポがいい。試合も(午後)8時半すぎに終わるし。省エネの投球はみんなにとっても優しい投球」。28日からゴールデンウィークに入ると9連戦が待ち受け、少しでも体力を温存したい野手陣にとっても“時短ゲーム”は大歓迎だった。

 首位西武との差はまだ4・5ゲーム差。「西武さんは上にいるけど、追いつく気持ちで戦っていきたい」。試合後はヤフオクドームの鷹ファンとともに「ワン、ツー、スリー、マッ~チィ」と恒例の勝ちどきをあげた。