ソフトバンク内川聖一内野手(35)が、史上51人目の通算2000安打を達成した。

 8回の第4打席、西武2番手武隈から中前安打を放ち大台に到達した。5日の王手から15打席目、難産の末の快挙だった。西武松井稼頭央から花束を渡され、王会長からも祝福を受けた内川が重圧から解放され笑顔をみせた。

 昨季は2度の大きな故障に泣かされたが、今季は開幕から不動の4番としてチームを支え、節目の瞬間を迎えた。

 内川は2000年ドラフト1位で大分工から横浜(現DeNA)に入団。プロ初安打は2002年4月24日の中日5回戦(札幌ドーム)でギャラードからマーク。2008年にはシーズン189安打で最多安打のタイトルを獲得し、同年の打率3割7分8厘はプロ野球歴代右打者最高打率。

 10年オフにFA権を行使してソフトバンクに移籍。11年には史上2人目となるセ・パ両リーグ首位打者となった。

 おもなタイトルは、08年、11年に首位打者、08年、12年に最多安打、08年に最高出塁、11年最優秀選手、08年、09年、11~13年にベストナイン。

 09年、13年、17年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表として出場し、09年には世界一に貢献した。