869本への第1歩で、新記録を打ち立てた。

 日本ハム清宮幸太郎内野手(18)が2回、オリックスのディクソンからプロ初アーチを放った。京セラドーム大阪の右翼3階席にライナーで飛び込む先制の130メートル弾。これでデビュー戦からの連続出場試合安打を「7」に伸ばし、ドラフト制後(66年以降入団)の新人では最長とした。王貞治(巨人)の本塁打記録超えを目標とする背番号21の1発はチームを勢いづけ、14安打8得点の快勝に導いた。

 ▼清宮がプロ入り初本塁打。高卒新人の本塁打は17年細川(DeNA=2本)以来で、日本ハムでは13年大谷(3本)以来9人目だ。清宮は出場7試合、チーム32試合目の1号。17年細川は10月3日、デビュー戦の初打席で本塁打を打ったが、これはチーム142試合目。チーム32試合目以内で初アーチの高卒新人は06年炭谷(西武=4試合目)以来で、ドラフト制後(66年以降入団)では8番目に早い1発だった。また、早実出身の高卒新人が本塁打は55年榎本(毎日)16本、57年醍醐(毎日)4本、59年王(巨人)に次いで4人目。高卒新人本塁打の出身校としては浪商(山本八、坂崎、張本、香川)に並び最多となった。

 ▼連続安打は7試合に伸びた。デビュー戦から出場7試合連続安打は62年青野(東映=8試合連続)以来、56年ぶり。ドラフト制後の新人では81年原(巨人)01年佐藤友(西武)16年吉田正(オリックス)の6試合を抜く新記録。