阪神ランディ・メッセンジャー投手がハーラー単独トップとなる6勝目を挙げた。

 8回までわずか5安打無失点投球。三塁すら1度も踏ませなかった。9回に先頭の代打桑原にソロ本塁打を浴び、1点差に詰めよられたところで降板。直後は悔しさに顔をゆがめたが、お立ち台では「最終回、点を取られたのが悔しいのは悔しいんですけど、勝ててよかったです」と連敗ストップを喜んだ。

 「アメッセ伝説」も継続した。メッセンジャーはこれで、チームの雨天中止ゲームの次戦登板試合で4連勝。今回は13日広島戦が雨で流れており「アメッセと言われる由縁かな」とニヤリと話していた。

 連敗ストップ、セ・リーグトップの6勝目とまさにエースの仕事。3回1死から飯塚にこの日初安打を許した時にも、悔しそうにジャンプするなどエースの自負がにじみ出ていた。

 「いつも言ってますけど、甲子園のファンの皆さんの前で投げるって最高ですし、皆さんがいつもエネルギーをくださるので、自分自身我慢強く投げられましたし、(決勝打の)原口君がいい仕事をしてくれたので本当によかったです」と甲子園に集まった虎党を喜ばせた。