楽天は4月21日オリックス戦以来の登板となった先発美馬学投手(31)が4回1/3、6失点と崩れ、4敗目を喫した。

 5戦目の登板で、またも今季初勝利を逃した。

 美馬は「球自体は悪くなかったと思います」としたが、4回以外はすべて先頭打者に安打を許す苦しい内容だった。いきなり1失点も、初回裏に打線が2点を奪って逆転。3回に逆転を許しても、すぐさま3-3と同点に追いつく攻撃陣の奮闘に応えることができなかった。5回に再び勝ち越されて降板し「良い流れをつくってもらったのに、崩してしまった。なぜあんなに先頭に打たれるか分からない。ほとんど良いスイングをされていたので、タイミングを変えるような球をもっと投げていかないと」と反省した。

 梨田昌孝監督(64)も「ストレートは力があったんですけれど、ゾーンを外れているストレートなのでもったいない。ほとんど先頭打者を出しているので球数も増えるし。3者凡退が全然ないなんて美馬らしくない」。今後の起用を問われると「ダメだから代えるほど今、ウチは裕福じゃない」と、次回の先発に今季初勝利を期待した。