阪神望月がファーム交流戦の巨人戦に先発し、5回を8安打4失点の粘投を見せるも、昇格に向けてアピールできなかった。「今日はボール球から入ってしまう形が多くなってしまった。修正できずに、毎回ランナーを背負ってしまった」。114球を投じて4四球を与える投球に、反省の言葉を繰り返した。

 矢野2軍監督は「今までで一番しんどい投球だった。上でローテーションを守って、勝てるピッチャーになるには、どの状況でも相手をねじ伏せないといけない」と指摘。高橋2軍投手コーチは「球数が増えるとしんどくなるということを教訓にしてほしい。ただ粘ったとは思います」と評価した。次回も2軍戦で登板する見込み。今回の投球次第では1軍での初先発も検討されていたが、お預けとなった。