ロッテ、阪神、DeNAで活躍した久保康友投手(37)が29日、米独立リーグ参戦に向けて、関西国際空港から米国に出発した。

 昨年限りでDeNAを戦力外になった右腕は、今年4月に米独立リーグのゲーリー・サウスショア・レイルキャッツと契約。だが5月13日に一時的措置として自由契約に。今回は、正式契約とチーム合流を前提とした動きとみられる。

 「人生で何が一番大事なのかまだ分かっていない。それを探しに行くというか。その中に野球をやるチャンスが含まれている」と独特の言い回しで、今回のチャレンジを表現。初めての単独海外渡航に「めちゃめちゃ不安。英語もまったく分からない。身ぶり手ぶりで何とかします」と笑って機上の人になった。

 関大一(大阪)のエースとして98年センバツ大会で準優勝。松下電器(現パナソニック)から04年自由獲得枠でロッテ入り。新人王を獲得し、09年3月にトレードで阪神に移籍。10年に自己最多の14勝(5敗)を挙げ、勝率7割3分7厘でタイトル獲得。13年オフにDeNAにFA移籍した。13年間で通算304試合、97勝86敗、6セーブ。