阪神岩貞祐太投手(26)が好投実らず、2敗目を喫した。8回6安打2失点で完投するも、味方打線の援護に恵まれなかった。

 初回の先頭で、山賊打線につかまった。西武の1番秋山に147キロの直球を捉えられ、打球は左翼スタンドぎりぎりに飛び込んだ。「先頭打者本塁打は流れ的にも良くなかった」。3回2死一、二塁では、ここまで14本塁打の4番山川に左前適時打を許した。4回には3者連続三振を奪うなど粘りの投球を続けたが、2失点は重かった。

 「点を取られてしまったので。負けてしまったので。捕手の配球が冴えていて、僕は頷いて腕を振るだけでした」と試合後は反省が口をついた。前回登板した5月25日の巨人戦(甲子園)では7回無失点で、エース菅野に投げ勝った。この日も好投したが、同い年のエース菊池相手に勝利はならなかった。