日本ハムのドラフト1位、清宮幸太郎内野手(19)の10号2ランは幻となった。1回1死一塁、DeNAの高卒ルーキー阪口が投じた140キロ速球を左中間席へ運んだが、試合は激しい雨のため、11分間の中断を経て、2-5の4回表2死二、三塁でノーゲームとなった。

 「最近はファウルが多かったので、狙った球を逃さないようにと思って打席に入りました。取られるかと思ったけど、うまく伸びてくれました。幻になってしまったけど…」と、打撃の方は手応え十分。左翼守備では、4回に三塁へ悪送球して“初失策”も、記録には残らず「トントンですね」と、雨に流れた2つの記録を笑顔で振り返った。

 5月28日に出場選手登録を外れてからは、前日まで2軍戦7試合で4発と、ハイペースでアーチを量産。巨人和田と、リーグ最多9本塁打で並んでいる。