阪神北條史也と長坂拳弥の同学年コンビが試合中止に伴い、体を張ったパフォーマンスで甲子園をわかせた。

 試合中止の放送が流れると、ベンチから肩を組んでグラウンドに登場。本塁から長坂は一塁方向へ。北條は三塁方向へ走りだし、ダイヤモンドを1周した。雨でグラウンドコンディションが悪い中、最後は両者ともに本塁へヘッドスライディング。ユニホームをドロドロに汚し、甲子園をわかせた。

 北條は「みんなにいけと言われました」と“演芸”の経緯を説明。長坂は自身のパフォーマンスについて「もうちょい鍛えないとですね。最初からふざけられたらよかった」と不満げだった。今季途中2軍から昇格した2人が、試合がなくなり残念がる球場の空気を一変させた。