西武2年目ドラフト1位右腕、今井達也投手(20)が、13日のヤクルト戦先発で1軍デビューする。11日は、西武第2の室内練習場でキャッチボールなどで調整。「ずっと目指してきたマウンドなので、楽しみです」と話した。

 今季は2軍で4試合を投げ2勝1敗、防御率2・52と結果を残し、チャンスをつかんだ。パ・リーグ王者ながら2勝差で追う交流戦首位ヤクルトとの一戦に向け、土肥投手コーチは「下でやってきたことを、そのまま出してくれたら」と期待する。

 プロ2年目での1軍のマウンドに「思っていたより早かった」と素直な感想を口にした。16年に高校野球界をにぎわせた「高校ビッグ4」の同期である楽天藤平、ヤクルト寺島、広島高橋昂はすでに1軍デビューしている。16年夏の甲子園優勝投手の今井が“最遅”となったが、勝利を挙げれば藤平に次いで2人目だ。ライバルの試合はチェックしており「自分も頑張らないといけないなと、刺激になっていた」と明かした。当日は、全国制覇した作新学院のチームメートが観戦に訪れる予定。「無失点にこだわって、チームの期待に応えたい」と意気込んだ。【保坂恭子】