ソフトバンク武田翔太投手(25)が、打球直撃にも負けず5回を1安打無失点に抑えた。

 4回2死、川端のライナーが左前腕を直撃。落ちた球をすぐさま拾い、一塁へ送球し投ゴロに打ち取ったが、その場でグラブを脱ぎ捨て、両手を膝に当て痛みをこらえた。

 負傷箇所にテーピングをして、5回の打席にも立った(結果は見逃し三振)。5回裏も長袖のアンダーシャツで隠し、途中治療でベンチに1度戻りながらも何とか0で抑え勝ち投手の権利を得て降板した。

 左腕の状態は心配だが、「背水の陣」と自ら口にしたラストチャンスで結果を残した。