巨人菅野智之投手(28)も広島打線に沈められた。2点リードの5回、1死から菊池にソロ本塁打で1点差に迫られると、2四球で2死一、二塁とし、野間に逆転3ランを食らった。カウント1-2からの内角スライダーを痛打され「投げきれなかったのは僕の意識が低い。実力不足だと思う」と猛省した。

 首位広島との今3連戦は、5・5ゲーム差で幕開けしたが、3連敗で8・5ゲーム差まで広げられた。初戦の鍬原(3回途中7失点)、2戦目の田口(4回5失点)と同様にエースも「実力不足」という言葉が口をついた。

 投手陣は24失点と崩れたが、打線は3試合で13得点と奮起した。投手陣の踏ん張りが上方へと転じるカギとなる。