救世主の衝撃デビューや! 阪神の新外国人エフレン・ナバーロ内野手(32=カブス3Aアイオワ)が初打席を適時打で飾った。この日に1軍に昇格。試合序盤はメッセンジャーとベンチの隅で会話をしながら準備を整えた。待望の出番は2点を追う9回1死三塁の場面。ヤクルト石山との対戦だ。名前がコールされ、虎党の大歓声をバックに打席に入った。

 「スコアラーが事前にどういう投手か教えてくれていた。情報があったので、しっかり心の準備が出来ていた」

 初球、2球目とフォークを見送ってカウントは1-1。3球目の145キロ直球を空振りして追い込まれたが、ここから粘った。4球目は直球をファウル。5球目はフォークを見送り、6球目の直球もファウル。徐々にタイミングを合わせ、7球目だった。135キロの低めのフォークをとらえた。ライナー性の打球は右翼手の右ではね、ワンバウンドでフェンスへ。三塁走者が悠々と生還した。デビュー戦初打席で初安打、初打点を記録。華々しくデビューした。