阪神大山悠輔内野手(23)が1軍に再昇格することが2日、分かった。今季は6番三塁で開幕スタメンをつかむも、出場54試合で打率2割4厘、2本塁打、15打点と低迷。6月22日に出場選手登録を抹消された。だが降格後はウエスタン・リーグ出場8試合で30打数12安打の打率4割、3本塁打、8打点をマークするなど復調。前半戦のヤマ場ともいえる今日3日中日戦からの9連戦に向け、起爆剤を期待されて招集される。

 1日のオリックス戦(甲子園)は本職の内野ではなく、左翼も守った。矢野2軍監督は「可能性のあるところは試したかった」と、1軍で内野のポジションがかぶる陽川や北條との兼ね合いを考えたと説明。「打球の追い方とか、そつなくやっていた」と左翼にも合格点を与えた。主軸の糸井が右膝に受けた死球の影響で万全ではない。帰ってきた背番号3が救世主を目指す。